【S13最終108位(R2085)】鬼に晴れテラス棍棒

ふぉーすです。12月暇だったのでそれなりの時間をランクマに費やしたら、ぼちぼちの結果が出せました。

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構築経緯

 シーズン序盤に晴れパにボコボコにされ、そのときに使っていた構築ではどのように選出しても勝てないと気づき、晴れパがスタンに対してある程度の勝率が確保できるのでは、と考えた。

 まず基本選出として、晴れの始動となる脱出パックコータス、晴れとシナジーのある高速特殊エースとして申し分ないハバタクカミ、同じく晴れとシナジーがあり高耐久ポケモンを容易に破壊できるパワーを持つ物理アタッカーの炎オーガポン、この3匹から組み始めた。この3匹で対面的なスタン構築に対してそこそこの勝率を確保できた。

 しかし、これだけでは重いポケモンは多い。まず、ドヒドイデが崩せないため、ドヒドイデと組まれることも多いキョジオーンにも強く、またドヒドイデを出さずに対面選出をされる場合にも十分役割を果たせるガチグマ(アカツキ)を採用。

 炎オーガポン・コータスを上からワンパンし得る、岩オーガポン・メテオビームテツノドクガが重いため、オーガポンが選出できない際にこれらに対して上からの強い圧力をもつ高速物理エースとして、鉢巻トドロクツキを採用。

 ここまでの5匹で、重いポケモンは何匹かいるものの、そのポケモンを対策するよりも選出誘導をした方が勝率を確保できそうだと感じた。具体的には、初手のコータスに対し、相手の炎オーガポンに岩石封じを打たれると相手のオーガポンを削れないまま交代を強制され苦しい展開になるので、炎オーガポンへの強い圧力のあるバサギリを採用。

(余談だが、レート2000までは、ヒスイドレディアを6枠目に入れていた。DLCトリプルアクセルとはやてがえしを習得し、鋼テラスまで合わせて相手の鋼テラ、ノマテラ、飛行テラどのカイリューにも対面勝てたり、エナジーハバタクカミを珠ソーラーブレードで上からワンパンできるなど、思っていた以上の活躍をしていたが、トリプルアクセルが当たらない、ゴツメカイリューが無理等の理由でクビになった。)

 

 

個体紹介

コータス@脱出パック(草テラス)

オーバーヒート/フレアドライブ/ステルスロック/欠伸

実数値:177(252)-105-161(4)-105-134(252+)-22(-)

構築の核。「初手に投げ、晴らし、何でも一発耐えてオバヒで削って帰る」のが主な仕事なので、低い特防を補うHD特化。これにより、

  • C特化ガチグマの大地の力→25%乱数一発(C特化でない場合も多いので、体感では急所も込みで15回に1度程度しか落とされなかった)
  • C特化眼鏡イーユイの悪の波動→確定耐え
  • C特化眼鏡イーユイの炎テラス火炎放射→25%乱数一発
  • C特化キラフロルのパワージェム→確定耐え

と、特殊に対しても行動保障を得る。また、オーバーヒートのダメージで相手のポケモン(特にカイリュー、ハバタクカミ)の振り方や持ち物を推定して交代するポケモンを選ぶことも多いので、ダメ計は必須。オーバーヒート・ステルスロック・欠伸は確定としてあと1枠には、瞑想ハバタクカミに起点にされない、トドロクツキの身代わりを割れる、自主退場が可能になる等の理由でフレアドライブを採用。

炎オーガポン@竈の面

ツタ棍棒/岩石封じ/電光石火/甘える

実数値:167(92)-165(76+)-123(148)-*-117(4)-154(188)

調整:

S:準速イーユイ+2

A:最低限(11n)

B:Dより優先、水流連打の乱数がずれるライン

破壊神(鬼)。晴れ下の炎テラス+1ツタ棍棒は「山」を破壊するパワーを持ち、タイプ相性を超越し得る。具体的には、以下全て晴れ下として、

コータスのオーバーヒート + テラス+1ツタ棍棒

  • 等倍ディンルーを基本落とせる(この動きをS13中50回以上行ったが、耐えられたのは食べ残しディンルーが1度のみ)
  • BD無振りカイリューに対し、ダメージが170~200(カイリューがASなら確定1発)

テラス+1ツタ棍棒

  • H252振りガチグマを確定1発(A特化ウーラオスインファイト耐え調整であるH220-B147でも確定一発)
  • H252振りカイリューステルスロック込み12.5%乱数一発
  • 無振りトドロクツキを確定一発(耐久振りでも石火込みで落とせる)
  • 無振りウーラオスに対し80.0%~94.2%(石火込みで落とせる)
  • 無振りテツノカイナ(チョッキ想定)を確定一発

テラス±0ツタ棍棒

テラス-1ツタ棍棒

  • B252振りハバタクカミに対しダメージが142~168(甘えるを押されても落とせることが多い)

このように、ツタ棍棒+電光石火で半減でもゴリ押していけるので、草技は不要だった。残り2枠には、対面性能を上げ、カイリューの素早さを上げさせない岩石封じと、カイリューを主とする物理積みポケモンの起点回避のために甘えるを採用した。

ハバタクカミ@拘り眼鏡(フェアリーテラス)

ムーンフォース/シャドーボール/マジカルフレイム/パワージェム

実数値:135(36)-*-97(172)-170(116)-156(4)-195(180+)

調整:

H:C特化ガチグマのブラッドムーン+真空波をほぼ耐え

S:(晴れ下で最速+2カイリュー抜きハバタクカミ)+1

C:相手のハバタクカミをシャドーボールで基本倒せる(D4振りに対するダメージが(150~176)

HB:ステルスロック+A特化パオジアンの不意打ちが12.5%乱数1発

コータスに次ぐ選出率の高速エース。

打ち分けしたい場面も多く、テラスをステラにするのも選択肢の1つではあったが、眼鏡でないと火力が足りず、またフェアリーテラスでないと悪ウーラオスが重かった。

ハバタクカミミラーのS勝負で勝敗が決まる場面も多く、最速ではないが厚く振っている。

ガチグマ(アカツキ)@オボンのみ(ノーマルテラス)

ブラッドムーン/大地の力/ハイパーボイス/真空波

実数値:219(244)-*-147(52)-193(164+)-87(12)-77(36)

調整:

HB:A特化ウーラオスインファイトを確定耐え

S:ミラー意識でちょっと速め

HD:臆病ハバタクカミのムーンフォースをオボン込み2耐え

キョジオーンやドヒドイデ等を見せポケとして対面選出をするような構築が一定数いる環境なので、対面も崩しも行えるという点で非常に信頼しているポケモン

調整はS11,12のものをそのまま流用。ウーラオスインファイト耐え調整がそのまま活きることはなかったが、カイリューのスケイルショットを受ける機会が多く、オボンとHB寄りの振り方が生きる機会は多かった。

トドロクツキ@拘り鉢巻(鋼テラス)

はたき落とす/逆鱗/アイアンヘッド/蜻蛉返り

実数値:181(4)-187(220)-95(28)-*-122(4)-188(252+)

調整:古代活性でS上昇

オーガポンの通りが悪いときに選出する。対受けループに対しても強く、クレベース厚底ブーツをはたき落としコータスでステロを撒く展開で勝つことが多かった。

テラスはカイリューのスケイルショット・神速、ハバタクカミのムーンフォースを半減する鋼。

バサギリ@気合いの襷(草テラス)

岩石アックス/ダブルウイング/インファイト/フェイント

実数値:145-187(252)-116(4)-*-90-150(252+)

選出誘導枠で、選出するのは晴れ+バサギリミラーのみだった。故に最速。

 

 

選出

基本選出:

初手コータス+炎オーガポン+ハバタクカミ

 

炎オーガポンが出しにくいとき(テツノドクガ、岩オーガポン等)、対受けループ:

初手トドロクツキ+コータス+ハバタクカミ

or

初手コータス+トドロクツキ+ハバタクカミ

 

対キョジオーン・ドヒドイデ

初手コータス+ガチグマ+ハバタクカミ(たまにトドロクツキ)

or

初手ガチグマ+コータス+ハバタクカミ(たまにトドロクツキ)

 

テツノカイナ・ディンルーがいる場合は極力炎オーガポンを投げたい

 

 

重めのポケモン

・コノヨザル

シーズン中盤に爆発的に増えたが、終盤はあまり当たらなかったので、雰囲気で誤魔化した。

キノガッサ

気持ち程度に、コータスを草テラスにしているのと、バサギリにダブルウィングがある。

・ヒスイドレディア@珠(in 晴れパ)

ステロを撒かれるとコータス以外ワンパンされる。

・オオニューラ

気合で寝ないように頑張る

 

 

結果

TN ふぉーす 最高2052 最終宇宙

TN Binary Star 最高最終2085 108位

「蒼炎」予選6勝1敗、5位抜け、決勝トーナメント(BO3)1没

4日に予定があったのと、ワンチャン最終2桁あるかもしれないという希望でこれ以上潜れなかった。いつか2桁とレート2100を...。

お読み頂きありがとうございました。

 

【S11最終2050(216位)】対面構築with誘殺スカーフカイリュー

S11お疲れさまでした。構築の完成度はあまり高くありませんが、自分が苦手な対面構築に挑んだこと、最近記事を書いていなくて書きたくなったこと、スカーフカイリューという変なポケモンを使ったこと、の3つの理由で軽めな構築記事を残すことにします。

(以下常体)

(しばらくレンタル残します)

 

1. 構築経緯

 中盤までに適当にランクマに潜っていたところ、耐久振り炎オーガポン、エナジー電磁波祟り目カミ、襷水ウーラオスの3匹がそれぞれ対面性能が高いと思い、ウーラカミポンと並べるだけでそこそこ勝てたので、これを軸に組み始めた。

 まず、チオンジェン、ドヒドイデ、キョジオーン、ヘイラッシャ辺りの受けorサイクル構築への対策枠を考えた。いくつか変なポケモンを試したが、そもそもこれらのポケモンを選出されない場合も多く、結局スタンダードなノーマルテラスアカツキガチグマが汎用性を損なわずに対策枠として最低限機能した。

 次に受けループ対策枠を考えた。そのときにちょうどクワガノンを受け対策で入れている記事を見つけたのでこれをそのまま採用させて頂いた。

早退のクワガノン - Rorina114514’s blog

(無断でリンクを記しているので問題があれば削除します)

 最後に、テラスタル前提でエースとなれるポケモンを考えた。ここで、クワガノンが一般的には初手に出してねばねばネットを撒くポケモンであるという性質上、初手にクワガノンをワンパンできるポケモンを置かれることが多かった。特に、炎オーガポンを置かれることが多く、それを誘い殺したいと考えた。そこでスカーフ飛行テラバカイリューを思いつき採用した。

 

2. 個体紹介

オーガポン@かまどのめん

ツタこんぼう/ウッドホーン/じゃれつく/でんこうせっか

実数値:175(156)-151(84)-128(188)-*-117(4)-154+(76)

ちょっと速めの耐久振りオーガポン。麻痺した最速エナジーカミや準速ウーラオスを抜くために速めにした。A+1陽気カイリューカイリューのスケショ5回を耐える確率を上げるために陽気にしてBに厚く振った。カイリューを主としたドラゴンへの削りと襷悪ウーラオスを石火圏内に入れるために岩封ではなくじゃれを採用した。

 

クワガノン@たべのこし(鋼テラス)

10万ボルト/ハサミギロチン/電磁波/身代わり

実数値:188(252)-*-133+(88)-165-116(168)-63

先述の記事の調整をそのまま拝借。受けループとドヒドイデ・チオンジェン等に選出した。受けループ、特に純正にはeasywinを拾えた。ドヒドイデやチオンジェンが選出されずに腐り気味になることもあって、その場合ギロチンや電磁波を振り回さざるを得なくなっていたので選出するかどうかの判断が難しかった。

 

カイリューこだわりスカーフ(飛行テラス)

テラバースト/逆鱗/地震/けたぐり

実数値167(4)-186(252)-115-*-120-145+(252)

びっくり枠。SVで過去2回くらい、「スカーフカイリュー強くね?」という天啓が降ってきたことがあってその時は2回ともほぼ活躍せずに終わってしまった。今回は最初はあまり期待してなかったが、使ってみるとそこそこ活躍してくれた。炎オーガポンだけでなく、脳死で命を懸けてくるコノヨザルにも奇襲をかけられる。初手に出すことが多かったが、龍舞ケアでカイリューに先制技は打たれにくくマルスケが潰されにくいので裏から出しても良い。使ってて楽しい型だった。

 

ガチグマ(アカツキ)@オボンのみ(ノーマルテラス)

ブラッドムーン/大地の力/ハイパーボイス/真空波

実数値:219(244)-*-147(52)-194+(172)-86(4)-77(36)

調整:特化ウーラのインファ確定耐え、ミラー意識でS速め

破壊枠なのに対面性能も高いハイスぺポケモン。ゆえに受け・詰ませポケモン等を選出されなかったとしても腐らない。

 

ハバタクカミ@ブーストエナジー(水テラス)

ムーンフォース/祟り目/電磁波/挑発

実数値:137(52)-*-100(196)-156(4)-156(4)-205+(252)

調整:A252無補正オーガポンのツタこんぼうを最高乱数切り耐え、ツツミのフリドラ+ドロポンをほぼ耐え、最速

普通の電磁波カミ。強いて言うならミラーで速い方が確率的に圧倒的に有利なので最速にした。後続のサポートという大義名分の下数々の運勝ちを引き起こした。別に全部動かれても普通に強い。

 

水ウーラオスきあいのタスキ(ゴーストテラス)

水流連打/ドレインパンチ/アイススピナー/アクアジェット

実数値:175-182(252)-121(4)-*-80-163+(252)

インファではなくドレインパンチを採用している襷悪ウーラが増加していたので、水でも強いのではないかと考えたが、かなり強かった。少し削れても襷を回復できたり、ミラーでこちらの水流→相手のインファの後、多くの場合次に水流を打たれたので、ドレパンを打つと対面勝てる。この動きと麻痺したエナジーカミを抜くために最速にした。また、基本選出がウーラカミポンとテラスをあまり必要としないので、カイリューの神速をすかす以外にもゴーストテラスを切る機会は多かった。

 

3. 選出

正直、刺さっているポケモンを適当に3匹選んで投げていたので、例外は無限にある。

基本選出:初手ウーラカミポンガチグマから3匹、ウーラカミポン多め、初手ウーラ多め

コノヨやサケシ入り:初手カミ、裏ウーラポンガチグマから2匹 ※コノヨには初手カイリュー投げも多かった

炎オーガポン入り対面スタン:初手カイリュー、裏ウーラカミポンから2匹

サイクル系、チオンキョジドヒド辺りの軸:ウーラカミカイポンから2匹+ガチグマ

受けループ:クワガノン@2

 

4. 結果

最終レート2050(216位)

サブロムは宇宙

 

5. 最後に

8月から対面構築に挑戦してきたが、結局噛み合いと運ゲーから十分抜け出すことが出来ず残念。とはいえ苦手な新ルール1か月目で最低限の結果を残せたことと、構築に工夫を凝らしてある程度勝てたことには満足している。

お読みいただきありがとうございました。

 

Special Thanks

一緒に最終日合宿をした京ポケの魑魅魍魎たち

ふわふわ【SVシーズン7メモ】

※納得行く結果は得られなかったので、構築記事ではなくメモ程度のものです。

 

シーズン7は、時間的にも余裕があって、最終日が金曜日→土曜日という絶好のチャンスだったが、終盤まで全く手に馴染む構築が組めなかった。

試したもの↓

・チオンカイナ

SVで1番好きなポケモンはチオンジェンだし、構築のタイプとしても凄く手に馴染むものだったが、身代わり竜舞妖テラカイリュー・身代わり悪巧みイーユイなど当たったらほぼ即負けになるポケモンが色々あって納得いかなかった。

・ディンラッシャ

強い構築なのは間違いないし、実際最終日に死ぬほど当たった。でも自分の欠伸の使い方が下手すぎて扱えなかった。

・対面カミガブツツミ

自分の周りでめちゃくちゃ流行ってた。実際強い。でも自分の好みの構築ではないのであまり使おうという気にはならなかった。

・対面構築with身代わりがむしゃらワダチ

一時爆勝ちした。でもすぐ溶かした。

ハッサムロトム

全然勝てなかった。サイクル構築は大好きだし得意だが、今の環境だとサイクルといっても受け出し回数が少なく安定択がなかなか存在しない、スピード感のあるサイクルを強いられるので、かなり難しかった。

 

そもそもテラス択や、運要素の押し付け(氷柱怯み、地割れなど)、にある程度対応する構築を作れるほど自分はポケモンが上手くないので、ヤケクソになりながらそういったものを対応ではなく回避できるフワライドのギミック構築に目をつけた。

フワライドの小さくなるバトンを通す上で障壁となるのが、

  1. 吹き飛ばし(ディンルー、カバ)
  2. 滅び(カミ)
  3. 呪い(ミミッキュ、キョジオーン)
  4. 挑発(いろいろ)

などがある。ちなみに、アンコールは避けられるし、当たってもその後の攻撃を避けるか耐えればいいので、全く問題ない。2, 4は数が多くない、かつ対策してられないので割り切ることにした(挑発は小さくなれば最悪避けられる)。1, 3に極力負けないようにするために、裏選出と選出誘導を考えた。まず、基本選出を起点作成+フワライド+バトン先とした。フワライドがテラス込みでそこそこの耐久があり(バトン先は全て攻撃を避けるのでテラスを残す必要は基本的にない)、大した起点を作らなくても積めるので、起点作成役は対面駒にもなれる電磁波襷カミとし、裏選出をカミを初手置きする対面選出とすることにした。次にバトン先だが、小さくなるバトンの性質上、身代わりが必須になるのだが、上から身代わりを張れないと安定感がないので、元の素早さが速いポケモンor積み技で素早さを上げられるポケモンが条件となった。そこで、蝶舞で天然以外を容易に崩しつつ高速再生技を持つガモスと、ガモスで突破できないヘイラッシャを崩しつつ万物の上から殴れてさらに対面駒になれるツツミをバトン先として採用。最後に、選出圧力が非常に高くディンルーの選出を抑制したり受け構築を崩せるダイス剣舞ガッサと、対面選出をする際に汎用性の高いチョッキ霊テラバパオジアンを採用して完成。

フワライド

228(20)-*-96(252)-*-96(176)-118(60)

H:4n S:軽業発動後準速スカーフイーユイ抜き

キノガッサ

137(12)-198(236)-101(4)-*-81(4)-122(252)

テツノツツミ

131-*-134-176(252)-81(4)-206(252)

ウルガモス

191(244)-*-112(212)-156(4)-126(4)-138(44)

S:1舞で最速ツツミ抜き

パオジアン

169(108)-172(252)-101(4)-*-88(20)-188(124)

HB:特化巨剣15/16耐え S:準速135族抜き

ハバタクカミ

131(4)-*-75-187(252)-155-205(252)

 

基本選出(7割くらい) カミ+フワライド+ガモスorツツミ(ガモスで突破できないポケモンがいるとき)

フワライドが出しにくいとき(ディンルー+ミミッキュなど) フワライド以外から3匹(カミパオ@1多め)

(ディンルーorミミッキュがいても、対面選出で勝てなさそうなら、吹き飛ばしと呪いをされたら負けと割り切ってフワライドを出すことも多々ある)

 

フワライドの一般的なイメージとして、運ゲーで避けまくると思われがちだが、電磁波で起点を作れば、テラス・身代わり・地下水を使えば3回小さくなるを積み切ってバトンすることは確率的にもかなり容易。相手の選出と構築の噛み合いゲーの方が問題だったし、なんなら対面選出をしたときの方が、カミの電磁波・パオの怯み・ツツミのドロポンなど運ゲー要素が強かった。

 

最高 1956

最終 1910

もっと試合数を重ねて噛み合いを待てば2000も夢じゃなかったかも。

 

零度・地割れ・氷柱怯み、そしてテラス択で嘆きストレスを溜める人が多かったレギュCだったが、自分のしたいことが通ったら勝ち、通らなかったら負け、という割り切りギミックで、負けてもあまり精神的ダメージのない構築だったので、(勝てたかどうかはともかく)そういったものから逃げて精神衛生の良い状態で最終日にポケモンができて良かった。

フワライドは、初めてダブルバトルを触ったUSUMのGSルールで愛用していた少し思い入れのあるポケモンだし、レギュDではディンルーとミミッキュが減るのではないかと思っているので、もしかするとリベンジするかも。

 

 

 

 

 

【ポケモンSVS3最終237位(R2106)&最終320位(R2076)】無敵級*セグレイバー

1. 初めに

 SVでの構築記事初投稿になります、ふぉーすです。SVシーズン3で最終レート2106(237位)&2076(320位)を達成したので構築記事を書きました。以下常体

2. 構築経緯とコンセプト

 シーズン序盤に構築作りで悩んでいた時に、環境調査も兼ねて適当に壁構築を組んで潜っていたところ、色々考えていた構築よりも勝ててしまったので壁構築を練ってみることにした。

 まず壁張り役としては、壁張り型が読まれにくく、火力と技範囲のために相手の初手テラスを誘発しやすいドラパルトを採用。次に壁下の積みアタッカーとして頭1つ抜けて破壊力があると思った龍舞セグレイブ、数値とチョッキを活かしたサイクルを強引に破壊する悪巧みサーフゴー、物理アタッカーを詰ませられるかつ一応積みアタッカーとなれる鈍いヘイラッシャを採用。

 ここまでの4匹が固まっていてずっと残り2匹を悩んでいたが、中盤にヘイラッシャが急激に増加した(特にセグカミラッシャの並び)ので、それを意識し、リフレクターで低い防御を補って特殊高火力をぶっ放す眼鏡ハバタクカミを採用(と同時にセグレイブの氷の礫を身代わりに変更)。最後の1匹は結局最終日まで悩んだが、ハバタクカミと逆に光の壁で低い特防を補って物理高火力をぶっ放す鉢巻イダイナキバを採用した(が一度も投げなかった)。

 結果的に中盤以降環境で大流行した「セグカミラッシャ」の並びとなった。中身は流行していたものとは異なるため、相手の型の誤認を誘えたかもしれない。

 構築コンセプトは単純明快、壁でサポートしてセグレイブで対策ポケモン(ロトム・ヘイラッシャ等)もろとも破壊する!!!

 

3. 個体紹介(採用順)

ドラパルト@光の粘土(鋼テラス)

シャドーボール/リフレクター/光の壁/呪い

実数値:190(212)-*-95-120-106(84)-207(212)

特性:クリアボディ

調整意図

HD:臆病C252振りサーフゴー(スカーフ持ち)のシャドーボール耐え

H:呪い2回で落ちるように偶数

S:最速テツノツツミ抜き

 先述の通り、初手に投げて、構築的にも壁型だとはバレにくいので、鉢巻ドラゴンアロー等をケアして相手のカイリュー・セグレイブなどが勝手にテラスを切ってくれて面倒なテラス択を回避してくれる神ポケモン。もちろんハバタクカミ、テツノツツミの上から壁を張ってくれるのも神。素早さこそが正義。

 特性は、初手に投げられがちなエスパトラに対面で負けたくないので、ルミナコリジョンに屈しないクリアボディで採用。これにより、ルミナコリジョン+マジカルシャインを耐え、有効に働いた。

 技はコンセプトの両壁、素早く退場したり相手の身代わり展開を誤魔化したりする呪いは確定で、攻撃技は環境に多いフェアリーにスカされるドラゴンアローよりはシャドーボールの方が安定感がある。

 テラスは一度も切ってないし(切らされたら負け)ゴーストで良かった。

 

セグレイブ@いかさまダイス(電気テラス)

つららばり/テラバースト/身代わり/龍舞

実数値:191(4)-216(252)-112-*-106-139(252)

 舞ったときの破壊力が癖になる無敵ポケモン。今期の圧倒的MVP。このポケモンは環境的にチョッキが多く、龍舞型をしっかり対策している人は少なく、本来セグレイブに強いロトムにも負けはせず、3タテを量産してくれたので気持ちが良かった。

 陽気にしなくても1龍舞で最速テツノツツミ・ハバタクカミを抜けるかつ耐久は壁でカバーするので脳筋意地ASぶっぱ。ただしドラパルトは抜けないので、終盤にドラパルトに当たる頻度が増えて少し顔をしかめていた。ただ陽気にすると1龍舞時の氷柱針の破壊力が落ちる(セグレイブ・ノマテラカイリューが針5発で落としにくくなる等)ので意地のまま使った。

 テラスタイプは環境的には地面が多く、確かにマンムーから学ぶ通り氷+地面は強力な技範囲だが、環境に増えたロトム地震が通らなかったり、テツノツツミと打ち合うときに地面タイプが邪魔になったり、ドドゲザン、サーフゴーの鋼技を半減で受けながら積めたり、ヘイラッシャに電気テラバーストを打ちたかったり、積みアタッカーとして使うなら電気が圧倒的に強かった。

 一番のポイントは身代わりを入れた点で、最初の目的は、ドラパルトの前で先に相手にテラスを切らせ、舞ったセグレイブを止めに来るヘイラッシャに対し壁下で身代わり(電気テラスを切った状態でもウェーブタックルで割れない)を置くことで欠伸をカットしつつ電気テラバーストでカモる(なおHBヘイラッシャが硬すぎて残飯込みで2発で倒せないが、身代わりを割るためにウェーブタックルを打ってくれると反動込みで倒せることもある)ことだったが、キョジオーンやドヒドイデ等の受けポケモンに対して刺さる(鉄壁を持っていないキョジオーンなら返り討ちにできる)のでかなり使用感が良かった。氷の礫が欲しい場面もなくはないが、必要にならないように行動することが可能だった。

 

サーフゴー@食べ残し(ノーマルテラス)

ゴールドラッシュ/シャドーボール/悪巧み/自己再生

実数値:194(252)-*-133(140)-169(4)-122(84)-108(28)

調整意図

H:ぶっぱ

HD:臆病テツノツツミのハイドロポンプを受けられて外し待ちができるくらい

S:無振り水・火ロトム+2

B:残り

 第2の積みエース。ジバコイルロトム・コノヨザル・カバルドンなど、セグレイブを通しにくいポケモンが相手の構築に複数いる場合に投げる。素早さを上げることは出来ないので破壊できる構築は限られるが、サーフゴーを適当に数値やチョッキで押している相手(ハバタクカミ+ジバコイルorロトム等)には3タテを成し得るポケモンだった。

 テラスはヘイラッシャの地割れをスカすために飛行にすることを考えたが、セグレイブの氷技が通ってしまうのと、ヘイラッシャをサーフゴーで倒すのに時間がかかり、壁ターンが枯れてしまって相手の裏のポケモンまで貫くことは難しいことから、ヘイラッシャに対する性能は諦めてハバタクカミなどのゴースト技をスカすノーマルテラスにした。

 中盤まではキョジオーン対策を兼ねて持ち物を隠密マントにしていたが、キョジオーン入りの構築の多くがテツノドクガ・ドオーなどによってサーフゴーをきちんと対策していたため、キョジオーンは他で何とかするとして、場持ちを良くする残飯に変更した。

 

ヘイラッシャ@カゴのみ(鋼テラス)

ウェーブタックル/地割れ/眠る/鈍い

実数値:251(204)-121(4)-137(12)-*-128(252)-60(36)

(元々腕白で使っていたのを慎重に変更して最終日もそのまま使っていて、Bの実数値が奇数になってしまっている)

 地割れのためのポケモンNo.1(?)。一応積みポケモンではあるが、壁下で積むというよりも相手のパワーのある特殊アタッカーを倒した後に詰めるために鈍いを採用した。

 努力値は、防御は鈍いで補えるのと、ハバタクカミからのダメージを抑えるためにHD。

 テラスタイプもハバタクカミ意識で鋼(毒もアリかもしれない)。

 シーズン3序盤ではヘイラッシャの数がまだ少なく、鈍いを積んで3タテをすることも少なくなかったが、急激にヘイラッシャが増えてからは結局ミラーで地割れを打ち合うおみくじバトルが始まってしまうので、選出しにくくはなったが、それでもウェーブタックルで押し切れない相手に壁下で地割れの試行回数を稼いだり、交換読み地割れを打つことも多々あった。期待値的にもそれが勝率に繋がるし、そもそもヘイラッシャ自体がそれが強みのポケモンだと捉えているので割り切った方がいい。いざという時のミラー意識で努力値をSにそこそこ回した。

 セグレイブを通す上で邪魔になる可能性のある、ブーストエナジーS上昇トドロクツキ・イダイナキバを流すために選出したりもした。

 

ハバタクカミ@拘り眼鏡(フェアリーテラス)

ムーンフォース/シャドーボール/マジカルフレイム/サイコショック

実数値:131(4)-*-75-187(252)-155-205(252)

 壁構築といったら積みだが、このポケモン偏った種族値と火力・技範囲を見て、リフレクター下で眼鏡テラスムーンフォースを適当に打っていたら全部破壊できるのではないか、という安易な発想で採用したが、実際かなり強かった。

 努力値はミラー意識(Cにちゃんと降らないと無振りハバタクカミをこちらのメガネハバタクカミのテラスムンフォで落とせない、かつ最速)でCSぶっぱ。

 このポケモンの火力をまともに受けきれるのがフェアリーを1/4で受けられるテツノドクガやHDチョッキジバコイルくらいだったので、不利な状況かと思いきや気づいたら一貫が出来ていて楽しかった。

 

イダイナキバ@拘り鉢巻(地面テラス)

ぶちかまし/インファイト/地震/アイススピナー

実数値:191(4)-201(252)-151-*-73-139(252)

 ハバタクカミと同じく偏った種族値+高火力ということで光の壁と噛み合うのでは、と最終日に最後の1枠として採用したものの、最終日は3戦しただけで2100に乗せてしまったので選出する機会はなかった。キョジオーン・ヘイラッシャ等を崩すパーツの1つとしては悪くない気がするが、もっと他にいいパーツがある気がする。

 

(気付いたら構築の5/6が9世代のポケモンになっていた...)

 

4. 結果

TN ふぉーす 最終最高レート2106(237位)

TN 錦木千束 最終最高レート2076(320位)

(リコリコ新作制作決定ありがたき幸せ)

 

5. 最後に

構築記事のタイトルは身内の一部で流行っていたワード

元ネタ↓

www.youtube.com

 人生初の(途中のレートが見えていなかったシーズン1を除く)レート2100を達成できて非常に嬉しい。

 自分は、剣盾の時は受けに寄りすぎないサイクル構築を得意としていて、SVでは、特にシリーズ1の環境では完全に向かい風が吹いていたのでどうしたものかと悩んでいたが、意外な形の構築で結果を残せて嬉しい。ただ、シーズン3では眼鏡ツツミ・ハバカミ・ドクガ辺りの高火力ととジバコ・アマガ・ロトム辺りのクッションを駆使した構築を使っている方が多く惹かれたので、今期はそういった構築を扱いたいと思った(でも正直なところダブルバトルをやりたい)。

【Special thanks】

頻繁に深夜(朝?)まで通話してくれた京ポケの戦闘狂のみんな

 

駄文をお読みいただきありがとうございました。

S34 備忘録

禁伝幻全解禁ルール最初のシーズンであるS34で結果は全く残せませんでしたが(最終18前半)試した並びとその感触をメモしておきます。自分用が主なので画像なし読み辛長文になりそうなのはご容赦下さい。

以下常体

 

コスパダイナ+メタモン

コスパダイナを突破できるポケモン剣舞ザシアン、黒バド、ドラゴンタイプの諸々だと気づき、ダイマ砲持ちコスパダイナ+スカーフメタモンで広く見れそうだと思い使った。試した並びは

ムゲンダイナ@オボン

ダイマ砲/マジフレ/コスパ/再生

メタモン@スカーフ

イベルタル@珠

イカサマ/空を飛ぶ/鋼の翼/挑発(後に羽休めに変更)

ジガルデ@残飯

睨み/身代わり/戸愚呂/サウザン

ザシアン@朽ちた剣

巨獣斬/じゃれ/インファ/石火

ホウオウ@ブーツ

聖炎/ブレバ/電磁波/再生

特化ザシアンの巨獣斬をムゲンダイナで受けるためにヘドロではなくオボン。ザシアンの上を取ることを諦めてその代わりにHBにかなり回したので積み技のないグラードンもハメられたりした。ダイナが日ネクに勝てないためそこを起点にできる残飯ジガルデ、黒馬に受け出しできて破壊力のある物理珠イベルタル、ゼルネ対策の鋼枠でザシアンを採用。ホウオウは正直微妙だった。オーガ(特に零度持ちと瞑想持ち)が重かったのでそこを解決する枠にしたらもう少しやれそう。ダイナに毒がないのでルギアとホウオウの処理が面倒だった。イベルタルの空を飛ぶはダイマを枯らせて偉かった。ジガルデは実数値S158のかなり速い個体を使っていて、これはこれで強かったが、竜舞、剣舞日ネクを考えてHBに厚く振るのも良さそうだと感じた。

 

・ホウオウナット

この環境でもサイクルを回したいのでこの2匹から組み始めた、ガッツリサイクル構築にするよりもサイクルと対面を融合させる形(禁伝2匹環境のガブバドホウオウ的なイメージ)の方が強そうだと思って、次のような形になった。

ホウオウ@ブーツ

聖炎/ブレバ/電磁波/再生

ナットレイ@残飯

守る/タネガン/宿木/鉄壁

黒馬バドレックス@スカーフ

アスビ/ショック/リフスト/トリック

ザシアン@朽ちた剣

巨獣斬/ワイボ/噛み砕く/石火

カイオーガ@珠

潮吹き/雷/冷凍ビーム/瞑想

ムゲンダイナ@ヘドロ

ダイマ砲/マジフレ/毒毒/再生

禁伝2匹環境の時のバドホウオウナットを最初に置き、対面でもサイクルでも破格の性能を出せるザシアン(技構成は歪)、ホウオウナットのサイクルでは崩せない相手を無理矢理崩せ、ホウオウの電磁波と相性の良い珠オーガ(C特化だと火力が過剰だと思ったので、HB控えめ)、最後に重いマーシャドー、ルギアに対応する毒ダイナを採用した。最終日に適当に潜っていた時は順位帯も3桁だったのでそこそこ勝てたが、シーズンが終わってTwitterのTLに流れてくる構築画像や記事を見ると、ワイボや噛み砕くを持ったザシアンが多かったので、巨獣耐え黒馬もザシアン受けとしてのホウオウも上位では微妙だったんだろうな、という印象を受けた。また、眼鏡オーガが思った以上に多かったので、オーガをナットレイで受けるのも弱そうだった。しかし、電磁波持ち受け+HB瞑想珠オーガは強い動きだと思ったので、そこから今期考え始めたい。

 

今期は(今のところ)モチベーションが高く、またサークルの平常活動も始まるのでガッツリ潜って良い構築を組みたい。

【チャンピオンリーグ最終1801,10位】上振れチャンピオンと自覚バンギラスとウミウシ

ふぉーすです。今回はポケモン剣盾の公式大会「チャンピオンリーグ」で剣盾の公式大会初めて(超インフレのINC除く)のレート1800↑を達成できたので構築記事を残します。

以下常体。

1. 構築経緯

仲間大会に3回参加した結果、ステロ撒き+欠伸HBトリトドンが強いと感じたので、そこから組み始めた(そもそもこの環境のエースが岩抜群がかなり多いのでステロが強すぎた)。ステロ撒きとしてはバンギラスメタグロスボスゴドラガブリアスエアームドなどが挙げられるが、相棒(?)かつサイクル介入ができる(と思っていた)バンギラスを採用した。次にこの2匹が草弱点なせいで重いゴリランダーに余裕を持って受け出せるかつステロを撒かれた後も相手のエースダイジェッターを切り返せる、厚底ブーツ持ち電磁波カイリューを採用。次にダイマアタッカーとして珠エースバーンを採用。エースバーンは相手のHBカイリューがキツいが、バンギトドンがこれに強いのでバランスが良い、かつダイマエースとなり得るポケモンの中で一番破壊できるポケモンの範囲が広いのではないか、という理由。ここまで相手のHBトリトドンが突破し辛いのでこれに強い第2のダイマエースとしてラプラスを採用。最後は補完として誰が良いか分からなかった結果メタグロスを採用したが、エアームド等の方が良かったと思われる。

2. 個体紹介

バンギラス@食べ残し

ロックブラスト/噛み砕く/電磁波/ステルスロック

実数値:205(236)-155(4)-131(4)-*-166(244)-84(20)

こいつを相棒として信用しているのは別ゲーの話で、本編の対戦ではあまり信用していないというのが本音。というのも、確かに数値は化け物だが弱点が多すぎて受け出せるポケモンが想像以上に少ない&受け出し回数が思った以上に増やせない。今回の大会でもステロを撒いた後はただのクッションになることが多かった。しかし大会後半では、麻痺しても何度も動き続けたり耐えると思わなかった攻撃を耐えてくれたり自覚を見せてくれた。電磁波はあまり活躍しなかったので、残飯とのシナジーと相手のダイマ枯らしを考えて守るの方が良かったかもしれない。

トリトドン@オボンのみ

自己再生/大地の力/冷凍ビーム/欠伸

実数値:216(236)-*-132(252)-112-105(20)-57

今回のMVP。このポケモンを突破できるポケモンがかなり限られており、ステロ欠伸が最強だった。素早さは最遅ギルガルド抜かれ(S個体値26-27)にしてみたが、ギルガルドと対峙することがなかったので特に活きなかった。

カイリュー厚底ブーツ

ダブルウイング/地震/電磁波/羽休め

実数値:198(252)-154-147(148)-*-120-114(108)

過去の公式大会「セイムビート」のときに、エースバーンが蔓延る環境でHB電磁波カイリューで2タテ3タテを量産していたので、今回も活躍を見込んでいたが、今回はラプラストゲキッスも多い環境だったのでそれほどではなかった。とはいえ十分な活躍をしてくれた。素早さは準速ラプラス・最速ボスゴドラ抜き抜き、準速バンギ抜きで、麻痺した+1トゲキッスギャラドスも抜ける調整。

エースバーン@命の珠

火炎ボール/飛び膝蹴り/飛び跳ねる/不意打ち

実数値:155-184(252)-96(4)-*-95-171(252)

文句なし最強ダイマエース。ステロを撒いてダイナックルを積んだら誰も止められなかった。

ラプラス@弱点保険

フリーズドライ/泡沫のアリア/雷/氷の礫

実数値:205-94-118(140)-150(252)-115-95(116)

特性:うるおいボディ

キョダイセンリツが強すぎた(こなみ)。また氷の礫が火力不足を絶妙に補ってくれて偉かったので、打つ相手があまり居なくてダイアイスの威力を10上げるだけの絶対零度ではなくこっちを採用して正解だった。特性は相手の電磁波に屈しにくいうるおいボディで採用したが、これも正解だったと思う。

メタグロス@突撃チョッキ

アイアンヘッド/地震/雷パンチ/バレットパンチ

実数値:187(252)-183(92)-151(4)-*-111(4)-110(156)

タイプ的な補完で採用してみたが、選出した試合は1試合のみで、その試合もクッションにしかならなかった。そのため、後攻の尻尾や拘りトリック+ステロ型にしたり、エアームドを採用したりと第2のステロ枠に割いたほうが良かった。

3. 結果

3日目(日曜日)の夕方から潜り始め、23勝1敗(21連勝)、最高最終1801,10位

○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○×○○ (書きたいだけ)

画像


1ページ目!!!!!

4. 最後に

21連勝のうち2,3試合は爆運勝ちをかましているのでこの構築が1800に値するとは自信を持って言えないが、ポケモンってそういうゲームだからと言い聞かせて納得することにする。最近この大会を含め様々なルールの構築の考察をしていたせいで脳内がポケモンに支配されて飽きている節があるので、SV発売までは控えめにしようかなと思ったり思わなかったり。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

【剣盾S33シングル最終2003,76位】安定氷炎サイクル

ふぉーすです。禁伝2匹環境最終シーズンにして今まで自分が組んだ構築の中で一番完成度が高く、かつオリジナリティのある、自分の手になじむサイクル構築を組むことが出来、レート2000に乗せることが出来たので記事に残します。

1.構築経緯

約3か月前、禁伝2匹環境で納得のいく構築が組めずに詰まっていた頃にふとホウオウを使い始め、圧倒的特殊耐久と十分な火力のダイジェット、相手の交換先に火傷を押し付ける聖なる炎、そして極みつけに最強特性再生力と、圧倒的な(サイクル)性能に魅了され、それ以来ホウオウと2000に乗ることを目指してきた。最初はホウオウダイナを使っていて十分強く、前期1998までたどり着くことはできたのだが、カイオーガに安定して勝てなかったり、コスパダイナが急所で倒れるシーンを何度も目にして萎えたり、単純に使い飽きたりして、ホウオウの他の相棒禁伝を探すことにした。ホウオウ黒バドは強者が多くの結果を残しているのを知っていたが、いざ自分で使ってみると扱いが難しく、自分には厳しいと感じた。ゼルネアスも試したが、破壊力がある分サイクル参加が厳しく、イマイチピンとこなかった。最終的にたどり着いたのがチョッキホワイトキュレムだった。

ホワイトキュレムの当初の一番の採用理由は、ホウオウが苦手なカイオーガに後投げできるという点だった。だがいざ使ってみると、対面有利を取れるポケモンが思った以上に多く(逆にザシアン、ウーラオスなど圧倒的不利を取るポケモンも多いのだが)、例えばイベザシ構築なんかは、ザシアン以外全てホワイトキュレムに不利なポケモンで組まれていることも稀ではなかった。また、有利なポケモンと不利なポケモンがはっきりしていて、相手もそれを認識しているため、キュレムの氷技読み交換読み大地の力or絶対零度を押すことも容易であった。正直ノリで使い始めたポケモンだったが、結果的には、ザシアンと組まれることの多い黒バド、イベルタルカイオーガに有利がとれて、高い特殊耐久でサイクル性能が高く、不利構築に対しても絶対零度の試行回数を稼ぐことで確率を押し付けられる神ポケモンだった。

ホワイトキュレムとホウオウを主軸にすると決め、取り巻きを選んだ。言うまでもなくホワイトキュレムはザシアンに圧倒的不利を取り、HBホウオウもワイボ持ちザシアンには受け出しが効かないので、ザシアン受けのテンプレとしてヌオー、剣盾において半ば自分の相棒枠となっていて、禁伝環境においては主にザシアンや黒バド入りの構築に対して構築にいるだけで圧を発揮し相手の選出を制限し読みやすくするメタモン、ここまでの4匹ではあまりにも突破力がなさすぎるので、雑にダイマを切って荒していける珠ダイジェッターとしてランドロス、そしてゼルネアス、ムゲンダイナが非常に重いことから瞑想歌うラッキーを採用して完成。

画像

2.個体紹介

ホワイトキュレム@突撃チョッキ

絶対零度/フリーズドライ/シャドーボール/大地の力

実数値:207(52)-*-111(4)-199(68)-140(156)-158(228)

調整

H 16n-1

C H252D4ザシアンを大地の力で確定2発

D C特化黒バドのダイホロウをほぼ2耐え(93.8%)

S 最速ランドロス抜き

破壊神(火力は控え目)。Dに振りチョッキを持たせることで特殊ポケモンに何度も後投げでき、交換読み大地の力や絶対零度を押し付ける。相手の耐久ポケモン(ラッキー、ポリゴン2など)に打ったりサイクルを強引に破壊する絶対零度ラグラージやウオノラゴンに対しても刺さる安定氷打点のフリーズドライは確定として、鋼(特にザシアン)に対する打点は、ザシオーガを意識して雨で火力が下がるクロスフレイムではなく大地の力を採用したが、火ロトムにも刺さったりダイアースのD上昇が偉かったりと正解だった。最後の一枠は、ドラゴン技を打ちたい場面がそれほど多くなかったので、黒バドへの大きな打点となるシャドーボールを採用し、これも非常に刺さった。チョッキホワイトキュレム自体はそれほど珍しいポケモンではないかもしれないが、今回はSにかなり厚く振ったというのが特徴的で、一番の目的は構築単位で重いランドロスを上から殴るためだが、速いカイオーガやジガルデ準速イベルタルの上から殴れるのも偉かった。もう少し早くこのポケモンの魅力に気付きたかった...。

ホウオウ@厚底ブーツ

聖なる炎/ブレイブバード/身代わり/自己再生

実数値:213(252)-151(4)-147(188)-*-175(4)-118(60)

サイクル最強ポケモン。再生力のおかげでワイボザシアンやイベルタルなど高い火力を出せるポケモンが目の前にいても「とりあえず聖炎」が許される。そのため、初手に雑に投げやすい。個人的に初手で出し負けるだけで試合が不利になる構築は使いたくないので、そういうところも噛み合っていた。努力値は相手のザシアンやホウオウを厚く見るHBベース、ホウオウミラーではSが速い方が精神衛生上(?)楽なので少しSを振っている(一応2ジェットで+1最速90族抜き)。この構築は相手のホウオウの処理ルートがランドロスしか存在しないので、身代わりの枠を封印にすることも少しは考えたが、身代わりが安定行動になる場面が多く優秀すぎたので採用は見送った。禁伝2匹が岩弱点なのもあってステロ撒きを強烈に呼ぶので持ち物は厚底ブーツで確定。伝説だがゴチルゼルにハメられるのが玉に瑕。

ヌオー@ゴツゴツメット

特性:天然

自己再生/欠伸/地震/鈍い

実数値:202(252)-105-150(252)-*-86(4)-55

典型的なザシアン受けで、ザシアン構築のほとんどにホウオウキュレムヌオーという選出をした。鈍いによって相手の残りポケモンが物理だけになったときに詰め筋になれるのが良かった(特にジガルデを安定して受けられるのが良かった)。鈍いを積んでも攻撃技が地震だけなので、浮いているポケモンには何もできないが、相手の裏やダイマックスを見つつ様子見の行動ができる欠伸が優秀なのでこれを抜いてアクアブレイクを入れるには至らず、浮いているポケモンがいてもTODで詰めるということを幾度となく行った。また鈍い+天然地震(ダイアース)で悪巧みゴチルゼルに負けないのもgood(挑発ゴチルゼルは行動の噛み合い次第)。持ち物はザシアンやウーラオスに対して素早く削りや襷潰しを行えるゴツゴツメットを選んだが、サイクルに余裕が生まれる残飯もアリだったかもしれない。

ラッキー@進化の奇石

卵産み/瞑想/歌う/地球投げ

実数値 326(4)-*-62(252)-*-157(252)-49

ゼルネ、ダイナを中心とする特殊受け。キュレムが火力を出せないせいでムゲンダイナに簡単に受けられてしまうのでラッキーで受けて歌うを当てつつキュレムやランドでどうにかする、という対策を取っていた。ゼルネアスに(急所に当てられなければ)勝てる瞑想もかなり刺さってくれた。また、しばらくノーウエポンラッキーを使っていたが、今回このラッキーを使って、やっぱりラッキーは地球投げがある方が安定した強さがあるな、と感じた。この構築はTODを頻繁にするので、このポケモンが大きく削られるとHP割合で不利になるので注意する必要がある。

ランドロス@命の珠

地震/空を飛ぶ/ストーンエッジ/剣の舞

実数値:165(4)-197(252)-110-*-100-157(252)

最強物理珠アタッカー。全体的に火力の足りないこの構築のお掃除役。このポケモンで残数有利を取った後、受けを成立させて詰める(TODも積極的に狙う)、もしくは相手のダイマックスをこちらの耐久ポケモンで枯らした後、このポケモンのダイジェットで一掃する流れ。

メタモン@拘りスカーフ

選出頻度は一番低かったが、選出画面に存在するだけで相手に圧をかけてくれるので陰の立役者として活躍してくれた。黒バドザシアンの構築はメタモンが重いとはされるが、最近はもうメタモン一匹に破壊されるような選出をしてくる人はおらずむしろ過剰に意識した選出をする人もいるため、バドザシにもあまり投げなかった。

3.きついポケモン・並び

・両ウーラオス

ダイマホウオウでゴリ押していた。

・白バド

氷の一貫があって無理なので聖なる炎で焼いた。

・ホウオウ

上の2つと比べればきつくはないが、こちらから倒す手段がない(ランドロスも相手の裏のポリ2などで容易に受けられてしまう)のでTODで頑張る。

・ジガルデ+やどみがメテビカグヤ

ジガルデだけならキュレムで上から殴ったりヌオーで詰めたりとなんとかなるが、伝説2匹がどちらも岩弱点なのでヌオーに後投げされるメテビカグヤが苦しい。

・ウオノラゴン

構築がウオノラゴンどうすんのっていう見た目をしているが、頑張って立ち回れば意外となんとかなる。でもきついもんはきつい。

カバルドン

キュレムが有利そうな見た目をしているが、ステロがグサグサ突き刺さる。

・毒みがムゲンダイナ

ラッキーで歌って最長眠りを祈る。

きついポケモンが多そうに見えるが、どれも当たったら即負けというレベルではないので欠陥ではない(はず)。むしろ、ザシオーガ、ザシイベル、ザシ黒バドなど主要な構築の多くに有利をとることが出来ると思っており、その結果レートを伸ばすことができた。

4.結果

画像

TN 錦木千束

最高最終2003 76位

TNは今期アニメ「リコリス・リコイル」のキャラクターから。オタクは全員見て下さい。リコリコはいいぞ。(履修中の方なら話が通じると思うが、今期中にTN(井ノ上)たきなとのマッチングを期待していたがそうはいかなかった、残念。)

この構築にはホウオウの聖なる炎の火傷、キュレム絶対零度、ラッキーの歌う、と一見運ゲー要素がふんだんに含まれているようには見えるが、これらに頼り切るのではなく、有利構築に対しては安定したサイクルで勝って、不利構築や不利な盤面で試行回数を稼ぎながらこれらの確率を押し付けるという形で行動できたおかげで結果を残せたと思う。むしろ最終日は絶対零度を8回全部外して負けた試合があったりと、運はそれほど良くなかった...

5.最後に

改めて、禁伝2匹ルール最後のシーズンに集大成となる一番の構築を組んで、剣盾2度目となるレート2000を達成できて嬉しい。あと2か月は自分の苦手な環境になるかつモチベが湧かないと思うので、適当に楽しみながらSV発売を待ちたい。

ここまでお読みいただきありがとうございました。