【剣盾S32最高197X】蒼矛蒼盾ザシルギラッキー

1.はじめに

S32でノーウエポンルギア&ラッキーの相棒伝説としてザシアンを考察しました。レート2000を目指していましたが結果は最高197Xと満足のいく結果にはなりませんでした。しかし中盤まではかなり刺さりが良く、また考察をそこそこに重ねたので構築記事として記録を残すことにします。

2.構築経緯

S30で最終2位の方が使っていたノーウエポンルギア&ラッキー&メタモンに興味を持ち、ここから構築を組み始めた。ラッキーでステロを撒いて、試行回数を稼いで歌ったりルギアで電磁波を撒いて吹き飛ばしでステロダメージかさませたりしつつ、これら2体を突破しにかかる積みポケモンメタモンでコピーしてしまう並び。

ka-cr.hatenablog.com

(↑無断で載せているので問題があれば消去します)

伝説2匹目に必要な要素として、ルギア・ラッキー・メタモンでは勝てない両ウーラオスイベルタル(特に挑発持ち)に同等以上に戦えるポケモン、というのがあった。候補としては、ゼルネアス、ザシアン、イベルタルが上がったが、ゼルネアスを選んだ場合は上述の構築とほぼ同じになってしまい、ルギアの型もすぐばれてしまうかもしれなかったり、そもそもある程度構築にオリジナリティが欲しいこと、イベルタルを選んだ場合ゼクロムや両キュレムが重すぎることからザシアンを選択した。続いて、ザシアンがダイマックス出来ないのでダイマックスができて広い構築に出していける珠持ちエースとしてランドロスを採用。最後に、少しでも両ウーラオスを牽制しつつザシアンがメタモンにコピーされたときに対応が効くHBゴツメサンダーを採用。

3.個体紹介

ザシアン@朽ちた剣

実数値:187(156)-242(236)-135-*-135-183(116)

調整

A 高め(11n)

S スカーフトリック後の黒バドの多くを抜けるライン

H 残り

技:巨獣斬/インファイト/ワイルドボルト/噛み砕く

蒼の矛の方。強さは言うまでもなく、他のポケモンが出る幕もなくすべてを破壊する試合もあった。技は巨獣斬は確定で、ナットレイ・ラッキー・ポリゴン2を迅速に倒すインファイト、レヒレやホウオウへの打点となるワイルドボルトゼクロム・ジガルデ・サンダーへの打点となるじゃれつく、黒バド・ルナアーラへの打点かつHB日ネクに対してBダウンを狙える噛み砕くから1つを切ることになるが、ゼクロム構築に対してはラッキー・ランド・メタモンで(頑張れば)勝てること、ジガルデは後述の少しSに振ったルギアで流せること、HBサンダーはステロ込みでもじゃれつくでワンパンできないことから、じゃれつくを切った。噛み砕くは元はスカーフ黒バドをカモるために採用し、実際採用してからはスカーフ黒バドには恐らく負けていない(襷は普通にきつい)が、最終日には2回当たったルナアーラと残飯HB日ネクにも刺さって勝ちに貢献した。また、ワイボインファ両採用によってラキルギでは怪しいブーツホウオウ+ナットレイも崩せる。

ルギア@食べ残し

実数値:209(220)-*-198(236)-*-174-137(52)

H 16n+1(食べ残し効率大)

B 11n

S 少し早め(後述)

技:自己再生/身代わり/吹き飛ばし/電磁波

蒼の盾の方。ラッキーでステロを撒いた後このポケモンで電磁波身代わり⇒マルスケを上手く保ちながら吹き飛ばして相手のポケモンを削り、TODを狙う。先述の構築記事ではHB252振りであったが、少し素早さを上げると麻痺後のスカーフ黒バドレックスを大体抜けたり、睨みジガルデを抜いたり(S137より速い睨みジガルデは存在しないと思っていたが一度だけ抜かれた)、ノーウエポンルギアミラーで先に吹き飛ばしができることを評価し、HとBをキリのいいところまで削って少しSに回した。数値も特性もバグっているので諸々の攻撃を耐える。具体的によく見られる光景を挙げると、

マルスケ込み特化ザシアンの巨獣斬+マルスケなしワイルドボルトを耐える(=受け出せる)

・A+2特化ザシアン(メタモン想定)をマルスケ込みで受けきれる

・黒バドのアストラルビットをマルスケ込みで受けきれる

・陽気珠ランドロスマルスケ込みダイジェット+マルスケなしダイロックを耐える

・HBランドロスの岩石封じを身代わりが耐える

・A無振りラグラージマルスケなしクイックターン+マルスケありクイックターン(=雨クイックターン)を身代わりが耐える

など。また、歌うラッキーに対しては吹き飛ばしを打って歌うを後攻で受けることで、眠りターンの消費を進める動きが有効。

霊獣ランドロス@命の珠

実数値:165(4)-197(252)-110-*-100-157(252)

技:地震/ストーンエッジ/空を飛ぶ/剣の舞

物理珠アタッカー最強格。受けられるポケモンが相当限られるので広い構築に投げていける。S実数値91のおかげでS90のオーガ構築に対しても臆さず投げられる。ストーンエッジは当たらないが威力が貧弱な岩雪崩よりはマシ。

ラッキー@進化の奇石

実数値:357(252)-*-62(252)-*-126(4)-49

技:卵産み/歌う/甘える/ステルスロック

ステロを撒いて歌って甘えてハメるポケモン。物理方面もかなり固く、珠ゼクロムや珠ランドレベルのポケモンでもダイマを切られなければ甘えるで受けきれる。歌うは使われる側だと一発で当てられてイライラすることも多いが、この構築では試行回数を稼ぐので命中はそれほど運ゲーではなく、眠りターンが運ゲーになることが圧倒的に多い(頻繁に最速起きやめてと祈っていた)。最遅にしている理由はカバルドンラグラージなどの下から甘えるや歌うを打てることと、白バドとの素早さ関係を明白にすることなど。白バドとはS種族値は同じだが、お互い最遅で同速になって困ることはなかった。

メタモン@拘りスカーフ

ルギラキを破壊してくるポケモンをコピーして返す。ルギラキメタモンの選出をした場合はこのポケモンダイマックスを切って数的有利をとってTODを狙うことが多いので、必ずしも積みポケモンをコピーするだけが強いとも限らない。

サンダー@ゴツゴツメット

実数値:197(252)-*-150(252)-145-111(4)-120

技:ボルトチェンジ/暴風/堪える/羽休め

ウーラオスに強い枠&ザシアン(メタモン)受け。選出率は一番低く、最初は見せポケのような存在だったが、やはり汎用性は高く、サンダーで荒せそうな構築には出すようにしていった。堪えるは相手のダイマターンを枯らしたり、ザシアンに対してゴツメダメージを稼いだりするのに有効に働いたが、電気技はボルチェンと放電どちらがいいかは微妙。

4.選出

基本選出:ラッキー・ルギア・メタモンorザシアンorランドロス

ゼクロムキュレム:ザシアン・ランドロスメタモン・ラッキーから3匹(相手にメタモンがいてザシアンを投げたいときはサンダーを投げることも)

挑発エースバーン、ウーラオスを重く見るときにサンダーを投げる

(ラッキー・ルギア・ザシアンと投げることが多い割にこの選出をしたときのダイマックスが無いに等しいのがダメだった)

※この構築ではTODを積極的に狙っていくので毎試合時間を測るのを忘れない

5.重いポケモン、構築

・襷悪ウーラオス・挑発水ウーラオス、挑発エースバーン

サンダーを投げていれば問題ないがそうでなければ頑張る。後者2匹はどちらもかなり数を増やしているのできっちり対策できればよかったが、ノーウエポンルギアラッキーのコンセプト上それは難しかった。

・スカーフ以外のカイオーガ

チョッキならば絶対零度の試行回数を稼がれるし、瞑想があればラッキーで数回以内に歌うを当ててなければならないことが多い。

ゴチルゼル

重いというわけではなく、ザシアンやランドロスの圧力で出されないことがほとんどだが、たまに出されるとラッキーがハメられて試合が終わる。

・襷黒バド

頑張って立ち回ったが勝率はかなり低かった。

・挑発黒バド

即降参。

6.結果

TN ふぉーす

最高197X 最終1929(177位)

最終日の最高点↓

7.最後に

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TOD神ルギア

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今期はテスト期間がありながらルギラキとかいう時間のかかる構築を考察・使用していたが限界を感じたのでこの構築はここで終わりにしようと思う。一方、最終日のサブロムでは先月から使って自信のあるホウオウダイナで最高最終1998と、悔しい結果で終わってしまったので、こっちの構築で伝説2匹ルール最終シーズンである8月で結果を残し、こちらについても構築記事を書きたい。

 

ここまでご覧下さりありがとうございました。